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なぜ ClearNets は小さなサービスを作るのか

スタートアップの世界では「大きな課題を解決する」ことが美徳とされます。しかし ClearNets は、あえて反対の道を選びました。日常の小さな不便を、丁寧に解決することに集中しています。

大きな課題を解決するのは、私たちには荷が重い

気候変動、途上国の教育、医療アクセス — これらは重要な課題です。でも、私たち少人数チームが、限られた資本で、これらを本気で解決できるかというと、正直難しいと感じています。無理に大きな課題を掲げても、実行が伴わないなら、それは自己欺瞞になります。

一方、「飲食店のスタッフさんにチップを送りたいけど現金を持っていない」「毎日の習慣を続けたい」「家族の見守りを負担なく続けたい」といった課題は、私たちにも解決できます。実際、私たちの Merci、Kotsukotsu、Paircon はそれらを解決するために作られました。

「小さい」と「小さい」の違い

ここで大事な区別があります。「対象ユーザーが少ない小さいサービス」と、「大勢のユーザーの小さな不便を解決するサービス」は、まったく別ものです。私たちが目指しているのは後者です。

例えば Merci は、飲食店のスタッフさんという相当数の対象者がいます。「感謝を送りたいけど現金がない」という不便は、一人ひとりにとっては小さくても、母数が大きいので、社会全体としては相当な意味を持ちます。「1 億人の 1 mm の改善」は、「10 万人の 100 cm の改善」より大きな価値になり得ます。

継続可能性という価値

もう一つ大切にしているのは、事業の継続可能性です。数億円を調達して 3 年で消えるサービスより、少額の売上で 10 年続くサービスの方が、ユーザーへの価値が大きいと考えています。Merci を利用してくれる店舗さんに対して、「来年もありますよ」と胸を張って言える状態を維持することを優先しています。

結論

大きな課題を解決することを否定しているわけではありません。私たちには荷が重い、というだけです。私たちは、私たちができることを、丁寧に続けます。それが結果的に、多くの人の日常を少しだけ良くすることを願っています。


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