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PWA と Native、いつどちらを選ぶべきか

「モバイルアプリを作りたい」となったとき、PWA と Native の選択は最初の分岐点です。ClearNets では両方作っていますが、選び方には明確な基準があります。今回は、実例を交えてその判断基準を紹介します。

PWA の強み

  • 1 コードで iOS / Android / Web に対応:メンテナンスコストが激減する
  • App Store 審査が不要:即日リリース・即日修正が可能
  • URL で共有可能:ダウンロード不要で試せる → 摩擦が最小
  • SEO の恩恵:URL がインデックスされて Google 検索から流入できる
  • 初期コストが低い:既存の Web スキルセットでスタートできる

PWA の弱み

  • iOS Safari の制約:Widget、Push、Face ID などが使えない
  • App Store / Google Play 経由の獲得ができない:オーガニックが限定的
  • iOS の ITP による localStorage 7 日削除:ホーム画面追加してもらう必要がある
  • 広告収益の選択肢が限定:google_mobile_ads 非対応、AdSense のみ
  • 「アプリとして認識されにくい」:ユーザーが「これブラウザ?」となる

Native の強み・弱み(PWA と逆)

Native は PWA の弱みを補完します:Widget が使える、Push が来る、App Store 経由の獲得ルートがある、広告収益の選択肢が広い、「アプリ」として認識される。その代わり、開発コストは高く、審査に時間がかかり、修正が即座に反映されません。

ClearNets の判断基準

基準 1:MVP フェーズは PWA から

新プロダクトの MVP は、まず PWA でリリースします。理由は、「本当にニーズがあるか」を検証する段階では、Native の重い開発コストを負う価値がないからです。Kotsukotsu は現在この段階で、まず PWA として運用しています。

基準 2:Widget / Push が UX の中核なら Native

ユーザーが 1 日に何度もアプリを開く必要がある UX(例:習慣トラッカーの Widget、通知が中核の家族見守りアプリ)は、Native で提供する価値があります。Paircon(Family Safety OS)は最初から Native で作りました。

基準 3:課金の主軸で選ぶ

広告収益中心なら PWA でも十分(Google AdSense)。サブスク中心なら Native の方が有利です(App Store / Google Play の顧客管理・課金ロジックが強力)。買い切りアプリは App Store しか選択肢がありません。

基準 4:両方作る、順序を明確にする

結論的に、多くのプロダクトは PWA と Native の両方 を作ることになります。ただし、同時にリリースするのは避けて、PWA で MVP → Native で最終版 という順序が最も効率的です。この順序を守ると、Native アプリのリリース時には既にユーザーの反応が集まっているので、初動獲得が楽になります。

Flutter で両方作る

Kotsukotsu は Flutter で開発しています。Flutter は 1 コードから Web / iOS / Android すべてに対応でき、PWA と Native を同じコードベースで管理できます。プロダクトが Native に移行するときも、コードを 1 から書き直す必要がなく、既存の資産を活かせます。


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